講  演  会
<動物達の落し物>
講  師石原 誠
日  時2003年12月1日 10:00〜12:00
場  所山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター
天  候
参加人数52名



 今回は八ヶ岳自然クラブの特別企画 <動物達の落し物> をテーマに 動物写真家として活躍されている 石原 誠氏(県立森林科学館勤務)を講師に迎えて動物達が私達に送るメッセージについて語って頂きました。

道端や草むらでよく見かけ、そして見過ごしている動物達の糞から推測される野生動物の食性について、 又足跡から想像される彼らの行動、そして木々の食害で示される人間の独断と偏見など普段私達が自然に接しているつもりでも 見逃してきた数々のサインを2時間にわたって熱心にそしてユーモラスに語っていただきました。




写真1 写真2

受付の様子

大作副代表の司会で講演会スタート

写真3 写真4

齋藤代表の挨拶

講演は石原さんの自己紹介から始まりました。

写真5 写真6

話に熱が入り、身振り手振りを入れて語る石原さん

大勢の方々が石原さんの話に熱心に耳を傾けていました。

  

プロジェクターで数十枚の写真を映して説明されました。このホームページでは、 とても全てを伝えることはできませんが、その中のほんの一部を下に紹介します。

写真7 写真8

動物の糞の中にある植物の種を食べに来たアカネズミが糞の上に糞をしてあります。

シカの糞も季節やシカの体調や個体差で大きさや色がこのように異なります。

写真9 写真10

キツネの足跡…踏み固まった足跡の周囲が風で吹き飛ばされると盛り上がった足跡になります。

13頭のシカが歩いた足跡。シカが1頭だけ歩いたように見えます。シカは先頭のシカの足跡を忠実に踏んでいくようです。

写真11 写真12

イノシシの巣跡−中心部が高くなっていてススキの茎が大雑把に高いほうから低いほうへ 並べられている。 雨水が中へ入らない工夫がされていて驚かされます。

植林された広葉樹の食害−植林した後周辺の潅木を伐採したため食害に遭ったよう(?)です。 周辺の潅木があればそれをシカが食べるので食害は軽減されたと思われます。

写真13 写真14

質疑応答…考え込みながらも丁寧に答える石原さん

石原さんの著書をユーモラスに紹介する大作副代表

写真15

齋藤代表の閉会の挨拶


戻る