タイトル
<入笠山周辺の山野草観察>
ガ イ ド加々見 一郎氏(長野県自然観察インストラクター)
日   時2005年8月2日(火曜日) 9:45〜15:00
天   候
参加人数25名
コ ー スロープウェイ山頂駅−入笠湿原−入笠山−入笠湿原−山頂駅



今回は八ヶ岳自然クラブのフィールド・八ヶ岳山麓から離れて、長野県富士見町にある入笠湿原での観察会です。 観察ガイドは長野県の「 富士見の自然と文化を守る会 」会長の加々見一郎氏です。

ロープウェイの山麓駅前に集まった参加者たちは標高1800mの山頂駅へロープウェイで景観を楽しみながら上りました。 山頂駅から10分ほどで入笠湿原です。多くの山野草が競うように花を咲かせていました。 一箇所でこれほど多くの山野草を見るのは初めてです。また遊歩道も尾瀬の湿原のように管理され、山野草が大切に守られていました。

入笠湿原を後にして入笠山山頂(1,995m)へ向かいました。周辺では、ホトトギスやウグイスがさかんにさえずっていました。 山頂からは360度の景観が楽しめますが、残念ながら南アルプスの山々は雲に隠れて見えませんでした。 山頂直下の岩陰にはイワキンバイ、ウスユキソウ、ハクサンフウロなどの高山植物が花を咲かせていました。



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参加者が次々とロープウェイ山麓駅の駐車場に集まってきました。

受付は阿部さん夫妻が担当

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ガイドの紹介をする山路さん

本日のガイドは富士見の自然と文化を守る会・会長の加々見さんです。

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ロープウェイで標高差700メートルを一気に上がります。

山頂駅から湿原へ向かいます

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湿原には一部木道が作られ、湿原が荒れないよう管理されています。

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遊歩道脇に一部葉が赤くなったマタタビがありました。ミヤママタタビです。

珍しいズミ(コナシ)の群生が湿原の近くに見られました。


湿原やその周辺に咲いていた花々

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ヨツバヒヨドリ

ヤマハハコ

コウゾリナ

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    ノアザミ           ノハラアザミ        キバナノヤマオダマキ
ノアザミは茎の先に花が一つだけ、ノハラアザミは茎の先が別れ、
花が2〜3個咲きます。花の萼の部分はノアザミは粘々していますが
ノハラアザミはサラッとしています。

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クルマバナ

オミナエシ

カラマツソウ

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ノハラショウブ

シシウド

チダケサシ

写真23 写真24 写真25

ミズチドリ

クサレダマ

コバギボウシ

写真26 写真27 写真28

モウセンゴケ

アキノキリンソウ

コオニユリ

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サワギキョウ

ヤナギラン

ミゾソバ

写真32 写真33 写真34

ホソバトリカブト

エゾカワラナデシコ

アカバナ

写真35 写真36 写真37

クガイソウ

イチヤクソウ

マルバダケブキ


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湿原から入笠山山頂へ向かいます。

遊歩道そばに幹の直径1メートル弱のブナの大木がありました。 入笠にはこのような大木が数本あるそうです。

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頂上までは40〜50分程の距離ですが、途中休憩を入れてゆっくり上ります。

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会員の細かい質問にも加々見さんは懇切丁寧に教えてくれます。

山頂に到着。一息入れる参加者たち


山頂付近に咲いていた花々

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イワキンバイ

ウスユキソウ

ハクサンフウロ

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マツムシソウに止まる
ヒョウモンチョウ

マツムシソウに止まる
クジャクチョウ

シナノ(ミヤマ)オトギリ


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入笠山頂上で記念撮影


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