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谷戸城周辺の自然観察
(初冬の里をあるく)
 
日  時 2015年12月15日(火曜日) 9:30〜11:55
天  候 晴時々曇
参加人数 14名
コ ー ス 大泉支所駐車場〜谷戸城址〜逸見神社〜駐車場



今回は春には桜で有名な谷戸城址周辺を探索します。大泉支所のすぐ近くに農業体験の家があります。 ここで農業体験をした方がここいらは何もない所、との感想を述べたそうですが本当は大泉の中心地といっても過言ではない所ですよね。 さてその隣に日清日露以降の戦に従軍し亡くなられた方々の忠魂堂と忠魂碑が谷戸城址から移転されています。

谷戸城址までの道で初冬の花や実の品定め、城址では桜の木にびっしりとウメノキゴケがついていました。名前にコケがついていますが コケ類(植物)ではなく地衣類(菌類)で大気汚染が進むと生育が悪くなり、これがついているのは環境の良い証拠といえるそうです。

谷戸城は信玄の祖先にあたる新羅三郎の孫逸見清光が築き、逸見神社もそのゆかりの神社です。城址を出たところに樹齢200年という「丸山のモミ」があります。 また、逸見神社へ向かう途中には八右衛門内屋敷跡の石柱が見えます。八右衛門出口湧水に利権を持っていた谷戸家の屋敷があったところとか。

更に歩をすすめ逸見神社に到着、裏手に栃の巨木があり、昔は食料にしていたとか、巨木も齢には勝てず、伐採された御神木が展示されていました。 武田・逸見ゆかりの品々があったようだが、1574年11月連日の大雨で山津波が襲い、社中の宝物も流出してしまったとの事。

戻り道ではイチョウの葉(柄)比べをしたり、曽洞宗 城向山 道喜院境内にある芭蕉の句碑《あの雲は稲妻をまつ便りかな》を 坂本先生の解説で鑑賞しました。
身近な場所に沢山のものが詰まっているのだなという印象を受けた観察会になりました。




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本日の案内は
竹内YSC代表です

農業体験の家

忠魂堂と忠魂碑

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ホオジロものんびりと

ヤシャブシか

ウメノキゴケは
環境保全のバロメータ

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丸山のモミ

八右衛門内屋敷跡の石柱

右側が逸見神社
栃の木の巨木

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逸見神社にて

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伐採された
樹齢400年の栃の御神木

イチョウの葉を拾って
比べてみる

芭蕉の句碑


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