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八ヶ岳自然散策

チョウゲンボウ

【2004年8月】
巣立ったばかりのチョウゲンボウが、目の前で、色々なポーズを披露してくれました。
可愛い目をしていますが、すでに鋭い爪と嘴を持っています。もう少しの間、親鳥から餌をもらいますが、間もなく自分で狩をします。チョウゲンボウは、ハヤブサの仲間で、キジバトよりやや大きく、尾が少し長めです。農耕地や川原などの上空を旋回して地上の獲物を探し、ホバリング後、急降下して襲う狩をします。繁殖期には、鋭く「キッキッ」とか「キーキー」と鳴き、スズメなど小鳥の他、ネズミや昆虫などを巣に運びます。巣は海岸や河川の断崖に作られることが多く、峡北地区は、全国でも限られた自然の繁殖地です。
 散歩の時に、上空を時々ホバリングする鳥を見つけたら、狩をするチョウゲンボウかもしれません。(山路公紀)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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