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八ヶ岳自然散策

イカル

【2004年11月】
イカルの体は全体に灰色ですが、黒い頭に黄色いくちばしと白斑を持つ艶のある青黒い羽がきれいな鳥です。
我が家の餌台に来ていたイカルが、あるときキョッキョッと鳴きながら集団で来るようになりました。観察していると親鳥が2羽、幼鳥が2羽らしく、その他は仲間か親戚かわかりませんが盛んにひまわりの種をついばんでいます。様子を見ていると幼鳥は自分で餌を取ろうとせず盛んに親にねだっています。それから毎日来ては親がひまわりの実を取り出して子供にやっています。写真はそのときにとった1枚です。
ところがそのうち親は子供になかなか餌をやろうとしなくなり、1週間ほどすると全く来なくなりました。今から考えるとこの1週間は親が子離れするために、幼鳥が餌を取る練習をするための教育期間だったような気がします。
(加藤雅史)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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