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八ヶ岳自然散策

オオムラサキ(幼虫)

【2005年5月】
国蝶オオムラサキは、七月から八月八ケ岳山麓に舞う華麗な蝶です。前年の産卵、孵化、一齢幼虫から脱皮を繰返し、三齢または四齢幼虫でエノキを下り落ち葉に隠れて越冬します。五月にエノキの新葉が萌えはじめると、起眠しエノキの木に登ります。はじめは枝の分岐のところにじっとしていますが、やがてエノキの葉をたくましく食べ始めます。五齢、六齢、さなぎと脱皮を繰返し、六月末から七月にかけて
羽化をして眼を楽しませてくれます。北杜市長坂町にあるオオムラサキセンターの「びばりうむ長坂」では、幼虫や羽化の様子が身近に見られます。
(吉柳俊孝)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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