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八ヶ岳自然散策

アオゲラ

【2006年1月】
アオゲラは本州から九州の森林に住む留鳥で、ヒヨドリより少し大きく、背中は黄緑色、頭の上部とくちばしの横が赤く、腹部に黒色の斑紋がある。キョッ、キョッとかヒョッ、ヒョッ、ケレ、ケレと鳴き、幹の中の虫をくちばしの2~3倍に伸びる舌で捕って食べる。また柿などの木の実を食べることも多い。棲家はあちこちにあるようで枯れた木の幹や、家屋の軒や壁にいくつもの穴をあけている。
我が家には冬の初めから初夏にかけて木にさしたリンゴをアオゲラが食べに来る。よく2羽で来て1羽が食べているあいだ1羽は近くの木で待っている。
時々ヒヨドリとリンゴの取り合いをし、追われたヒヨドリは近くの枝で恨めしそうに待っている。たまにヒヨドリが逆襲することがあるがアオゲラのほうが強い。
(撮影:加藤 雅史)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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