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八ヶ岳自然散策

ツリバナ(ニシキギ科)

【2006年10月】
日本全国に分布する落葉低木。花や実が垂れ下がっているので、この名がある。葉は対生で葉腋から長さ10cm前後の長い柄を出し、その先に直径6~7mmの淡緑色または淡い紫色をおびた小さな花をたくさん咲かせる。花弁は5枚。果実は1cmくらいの球形で 秋に熟すと五つに割れ、中から仮種子に包まれた赤い種子が吊り下がる。名の通りで可愛らしい。また 葉の紅葉も美しい。材はコケシ、印材、寄木細工などに利用されるという。同じニシキギ科にマユミがあり、よく似ているが、マユミの実は四つに割れるところが大きく異なる。(撮影:俵 一雄)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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