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八ヶ岳自然散策

ゴジュウカラ

【2007年1月】
八ヶ岳南麓の小鳥たちは冬に備えて秋から食べることに忙しい。庭の餌箱には夜明けとともにシジュウカラ、コガラ、ヤマガラが入れ替わり立ち代りやってくる。シジュウカラは胸のネクタイ(帯)、ヤマガラは胸、腹、背中の赤褐色が目立つ。活発に動きまわるこれらに対して、カワラヒワはその場でゆっくり餌を食べ、他の鳥が来ても無視して平然。しかし、ゴジュウカラがやってくると逃げ出す。
ゴジュウカラは日本各地に生息する留鳥で特徴は黒く長い過眼線と細長く鋭い嘴である。頭から羽、背中は黒味がかった青灰色、喉は白く腹は茶色で尾はやや短い。全長14cmほどで精悍な顔つきをしている。落葉広葉樹林を好み、木の幹を下向きに下りるユニークな野鳥である。(撮影:亀村平男)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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