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八ヶ岳自然散策

湯川の氷柱群

【2013年2月】
2月の厳寒期ともなれば兎角、家に閉じこもりがちになるが、 そんな時期に楽しみにしているのが湯川の氷柱観察だ。特に気温の下がった日を選んで行くので相応の寒さ対策が必要となる。
国道141号から南牧村の灯明の湯を過ぎると雪道沿いに大小の氷柱が現れる。中には虹が出現する氷柱も在る。 谷への下降地点を下ると寒気が身に凍みるが、湯川沿いに山肌から流れる大小の滝が凍った氷柱群が幅数十メートルに亘って続き、 正に氷のカーテンと表現したくなる景観だ。更に奥へ進むと谷間となり、周囲は見上げるような氷柱の世界だ。
身震いするような寒気に包まれながら飲む暖かな珈琲は至福のひと時となる。 因みに湯川は硫黄岳付近から端を発している影響で水質が酸性で生物は住めないと言われている。(文・写真 坂本鋼治)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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