< 安全装備の研修会と巣箱の点検・補修・移動 > |
フクロウの子育てを支えるには巣箱の点検や補修・移動・更新が欠かせません。そしてそれらの活動を続けるには何よりも
「作業の安全」を確保する必要があります。従来の作業は人の持つ注意力に頼り安全装備の入手を怠ってきました。
そこで今回の巣箱点検作業は安全装備の研修会から始める事にしました。
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安全帯として腰ベルト(腰付近の黒いベルト)を装着します。 |
指導員が先に登って見本を示します。 |
木にロープを巻き付けて固定します。 |
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腰ベルトと木に巻き付けたロープを繋ぎます。。 |
ロープをロックすると落ちることはありません。 |
ロープのロックを緩めると長さを自由に調節できます。 |
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研修参加者が交代で腰ベルトを着けてロープの操作を練習します。 |
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指導員が下からいろいろアドバイスを送ります。 |
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続いてロープの扱いの研修です。指導者が模範を示し,研修参加者がそれを繰り返します。 |
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学んだ結び方で脚立を立木に固定します。 |
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研修会から1ヶ月後巣箱のメンテナンスが実施されました。 |
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巣箱場所へ資材を持ち込みます。 |
点検対象の巣箱です。 |
脚立と立木をロープで繋ぎ、固定します。 |
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タッチ板を剥がします。 |
巣箱の底板を外して内部の巣材を 袋の中へ落とします。 |
底板を元に戻します。 |
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巣箱の底に敷く巣材(バークチップ)を巣箱に入れます。 |
タッチ板を剥がした部分をなめらかにします。 |
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タッチ板を貼付けます。 |
巣箱内の巣材の高さの目印(黄色のテープ)を貼付けます。 |
巣箱の後方底部にかなりの腐食が見つかりました。 |
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巣箱の前の部分が落下しないように巣箱下部のロープを前部まで回して固定します。 |
これで次回まで巣箱は持ちこたえるでしょう。点検完了です。 |
次の現場へ向けて移動します。 |
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次の現場は巣箱の引っ越しです。抱卵していたフクロウが営巣を中止し抱卵を諦めた巣箱です。
フクロウは営巣中に何らかのトラブルに見舞われて営巣を諦める事が時々あります。
このような場合、フクロウが安心して子育てできそうな所に巣箱の位置を移動して再設置します。 |
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巣箱位置へ向かいます。 |
脚立を設置します。 |
巣材を回収します。 |
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波板を外します。 |
巣箱を外します。 |
巣箱を下ろします。 |
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子育て向きの 新設置場所へ向かいます。 |
脚立を設置します。 |
取付ける巣箱 |
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巣箱の取り付けはかなり時間がかかります。 |
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タッチ板を取付けます。 |
巣材を投入します。 |
動物撃退のためプラステチックの 波板を取付けます。 |
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設置完了。 フクロウがこの場所を気に入ってくれることを祈ります。 |
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巣箱のメンテナンスには多くの会員が参加・協力し、2日間かけて完了しました。
巣箱の設置場所は東西15km,南北5kmの広範囲な森の中に15個あり、移動には小型車と軽トラを使います。
道路も未舗装の森の中を走ります。それでも今回も事故はなく、トラブルもなく完璧に近い作業が出来ました。 |
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以前の作業では脚立を人力で押えていました。 |
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今回はロープで立木に固定しています。
脚立が完全に固定されているため安定感があり 作業が思っていた以上に安全に効率的に進みました。 |
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| 上へ |
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| < 保護活動の実績 > |
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| 年 |
設置 巣箱数 |
営巣巣箱数 ( )内は 巣立巣箱数 |
巣立ち 雛 数 |
累 計 |
特 記 事 項 |
| 2005 |
23 |
3(3) |
6 |
6 |
活動開始1年目 |
| 2006 |
23 |
11(11) |
27 |
33 |
4羽巣立った巣箱1個、3羽巣立った巣箱4個 |
| 2007 |
23 |
3(3) |
4 |
37 |
巣材入れ替えが不十分だった。 |
| 2008 |
21 |
8(6) |
15 |
52 |
入念な巣箱清掃・巣材入替え等を実施 |
| 2009 |
23 |
10(8) |
13 |
65 |
上記以外に巣箱の補修・撤去・移設を実施 |
| 2010 |
21 |
5(3) |
4 |
69 |
テン、ハクビシン等の動物被害が多くなった。 |
| 2011 |
15 |
6(4) |
6 |
75 |
ウルフピー(*1)による動物被害対策を行った。 |
| 2012 |
17 |
10(8) |
15 |
90 |
有刺鉄板(*2)による動物被害対策を行った。 |
| 2013 |
17 |
8(5) |
10 |
100 |
隣接する木の枝から巣箱に侵入される等 動物との知恵比べが熾烈になる。 |
| 2014 |
17 |
9(9) |
14 |
114 |
有刺鉄板に加えてプラスティックの波板を木に巻き付ける方法を追加した。この組み合わせは動物撃退方法としては効果があった。 |
| 2015 |
17 |
7(3) |
6 |
120 |
雛や卵が動物に襲われた巣箱がいくつかあり、営巣した親フクロウの巣の放棄も見られた。 |
| 2016 |
18 |
8(6) |
11 |
131 |
全巣箱を更新、内8個に営巣、6個の巣箱から11羽が巣立った。 新しい巣箱もフクロウに気に入られたようだ。 |
| 2017 |
18 |
10(9) |
18 |
149 |
今年も営巣巣箱の内1個が巣箱放棄された。 |
| 2018 |
18 |
9(9) |
20 |
169 |
巣箱内に敷き詰めてある樹皮のチップ(バークチップ)を大きいLサイズにした巣箱は営巣しなかった。
小型のS,Mサイズが好みのようだ。 |
| 2019 |
18 |
8(7) |
12 |
181 |
卵を3ヶ生みながら放棄された巣箱があった。
又、巣立ち巣箱の中に未孵化卵や雛の死骸の残された巣箱もあり、全てが順調とは言えない結果だった。
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| 2020 |
18 |
8(5) |
8 |
189 |
卵を生みながら放棄された巣箱が2ヶあった。
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| 2021 |
17 |
6(6) |
11 |
200 |
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| 2022 |
14 |
8(6) |
15 |
215 |
営巣放棄された巣箱が2ヶあった。巣立間近の雛2羽の内1羽が死んだ巣箱があった。
営巣してない巣箱に猫の頭があった。
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| 2023 |
14 |
9(8) |
17 |
232 |
営巣放棄された巣箱が1個あり、卵が7ヶ残されていた。何故7個もあるのか、理由は不明。
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| 2024 |
14 |
8(7) |
14 |
246 |
営巣放棄された巣箱が1ヶあった。理由は不明。
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| 2025 |
14 |
5(3) |
5 |
251 |
営巣放棄された巣箱が2ヶあった。理由は不明。次回巣箱メンテナンスで巣箱1ヶを移設の予定。
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| 観察年 |
設置 巣箱数 |
営巣巣箱数 ( )内は 巣立巣箱数 |
巣立ち 雛 数 |
累 計 |
特 記 事 項 |
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巣箱に外敵が侵入した場合親フクロウは巣箱を放棄することがあり、営巣巣箱数と巣立ち巣箱数に差が出ます。
営巣巣箱数と巣立ち巣箱数の数字が同一の年は営巣した巣箱から全て雛が巣立ったことを表します。 |
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| *1 オオカミの尿を商品化したもの・・・臭いで撃退(効果はイマイチだった。) |
*2 おろし金状の鋭い突起のある金属板を幹に巻き、動物の木登りを妨害する。 (ある程度の効果が確認された) |
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| <フクロウの雛> |
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| 巣立ちが近づき巣箱から顔を出した雛 |
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巣立ちした雛 |
| 上へ |
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