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八ヶ岳自然散策

赤岳の巨大「エビのしっぽ」

写真 【2025年2月】
 「エビのしっぽ」とは、空気中の水分が風により木の枝や岩にあたって次々に凍り付いた「霧氷」の一種で、 層状に発達した形が海老の尾に似ていることからその名が付いた。
 最近は温暖化の影響か、八ヶ岳でも湿気を含んだ風が吹くことが多くなりその結果「エビのしっぽ」も大きく成長する様だ。
 写真は赤岳の頂上(南峰)にある赤嶽神社の石祠に巨大「エビのしっぽ」が付いた様子。 このまま発達すれば「樹氷」になるかも知れない。
 「樹氷」は「霧氷」や「樹霜」が大きく成長し樹木全体を覆って出来る物で、 見た目と違い意外と堅い細氷の集まりで少し標高が低く湿度が高い北八ヶ岳では毎年「もう少しで樹氷」になりそうな霧氷が見られるが、 今年は、本当の「樹氷」が見られるかもしれない。

(文・写真 渡辺秀正)

このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
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